石の下
小高い山の中腹
幾筋かの煙がたなびいている
並んだ石のひとつひとつに
乾いた過去が眠っている
ねぇ
お母さんもここでいい?
いつだったか
息子が問いかけてきたことがあった
あぁ・・そうね
義父と義母と
そして愛した人が眠る部屋で
いつか私も永久の眠りにつくのだろう
もうすぐ20年
つい昨日のような
そして、遠い日のような
煙草に火をつけ
線香といっしょに立てる
この火が燃え尽きるのを
じっとだまってみつめていた
梅雨の晴れ間
空が青いね
小高い山の中腹
幾筋かの煙がたなびいている
並んだ石のひとつひとつに
乾いた過去が眠っている
ねぇ
お母さんもここでいい?
いつだったか
息子が問いかけてきたことがあった
あぁ・・そうね
義父と義母と
そして愛した人が眠る部屋で
いつか私も永久の眠りにつくのだろう
もうすぐ20年
つい昨日のような
そして、遠い日のような
煙草に火をつけ
線香といっしょに立てる
この火が燃え尽きるのを
じっとだまってみつめていた
梅雨の晴れ間
空が青いね
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