二十歳の頃

その頃は、某県の出先事務所の職員でした


古色蒼然とした洋館で、入り口に「〇〇郡役所」なんていう看板が残っていました。
そこで飲食店関係の税金の仕事をしていたのです。


思い出しても、考えても、若くない仕事でした。
そして、仕事場の人たちもみんな若くなくて、


それはそれで
とても可愛がってくれたから、居心地は悪くなかったけれど、
もっと生き生きとした職場に行きたいとずっと思っていました。


配属先は自分で決められないのだから 仕方がないのです。


それでも二十歳
化粧もせずにいたけれど、
恋も失恋も、ちょっとは味わったっけ・・





その頃に帰りたい?




まさか
悩み 傷つき 疲れ


それだとて、
独りよがり・・


人生って どんな人生にしろ前しかないのだから、


道すがら、いろいろなものを拾ったり、
捨てたりして、歩いていくのだもの。


これからは
軽いものだけ持っていかなきゃね。


もう、
ぎこちなくなってきたけど、
ステップのひとつも、


踏めるように・・。



清澄公園にて。。ちょっと古い写真です