熊野古道・・吉野宮そして王子




吉野宮は建武の中興、そして失敗
足利尊氏に追われた後醍醐天皇が南朝を開いたところです。


静寂な場所でした。
昔といえば昔だけれど
こういう時代が確かにあって、今につながっている。


誰もいない境内にたっていると
不思議な感覚に襲われます。




ここからはまさに「熊野古道」


熊野九十九王子は、12世紀~13世紀にかけて、皇族・貴人の熊野詣に際して先達を務めた熊野修験道の行者が祀った熊野本宮大社に対する支社(神社)のことで、熊野古道に間を置いて1社づつあります。
旅人の休息の場所であったり、旅の安全を祈願する場所でもありました。
なお、王子と云うのは、大峯山等で修行を行う行者を守護する神仏が、童子(王子)の姿
で現れることが多いので、祀られている神のことを王子と云い、また、九十九とは、実際の数のことでは無く、「数が多い」という意味ですが、実際、最盛期には、100 近くの王子(神社)がありました。


各地に王子の付く地名はあるけれど、みんなそういうことなのでしょうね。
納得です。



「伏拝王子」

ここにはお堂もありません
高い場所にあるこの王子は眺望が非常に良い所です。


こんな感じ
遠く
下界の方に見える熊野本宮を伏して拝んだところから「伏拝王子」となづけられたとか




「発心門王子」

ひっそりとした森の奥に赤い小さなお社
大事にされているんですね



「継桜王子」

写真ではよくわからないけれど、この杉は片方にしか枝がなくて
「一方杉」といって有名なのだそうです。

階段を上ってゆくとやはり小さな赤いお社
可愛いです。



階段の下に茶店がありました。
今は営業はしていないそうですが、ボランティアの方たちに守られています。
私たちもお茶をご馳走になりました。


ほっと嬉しい時間でした。ありがとうございます。



「滝尻王子」



滝尻王子はかなり格式の高い王子宮であったようです。
今でもほかの王子宮に比べると立派ですね。



ではではつづきはまたね
この次で終わりです


m(__)m