裏切りの街角・・好きな歌


この歌が流行ったころ
私は既に2児の母だった
ほとんど年子の娘と息子
夫は毎日、仕事で遅く
慣れない夫の両親との生活


とっても疲れていた
今考えれば、ほんとに若い母親で
小さな子供たちをおんぶにだっこ状態で
ラジオから流れるこの歌に
なぜか涙する日々だった


別に誰を裏切ったわけでは無いけれど
終ってしまった青春が 
ただただ、悲しかったのかもしれない


終った恋も ひとつやふたつ
それなりにはあったけど・・



雨にけむる街並みを
息を切らして駆け続けた
つきささる吐息を吐いて
駅への道 駆け続けた
わかってたよおいらじゃ駄目さ
でも二人生きてきたんだ
途切れた電話は生きて行く
悲しさに泣く君の声


しとしと五月雨 わだかまり
君さえいてくれたなら
走る車の泥に叩かれ
見上げた時 街が泣いてた


・・・・・・・・・・・・


子どもたちを連れて
よく街を歩いた
家にいたくなかった


スーパーの屋上で 時間をつぶしたり
パーラーで プリンを食べたり


そのうちママ友も出来て
甲斐バンドもあまり聞かなくなった




今日は朝から雨
涼しい日だった


こんな日は思い出す
あの頃