ぽかり、ぽかり
ベランダから空を見上げると
額縁の中の空
ふっと思う
長いこと生きてきたけど
所詮 この額縁から抜け出せないんだな~
夫は 亡くなる前に
「君は蝶になれ」って言ってくれたけど
やっぱり、蝶にはなれなくて
額縁の空を見上げて 涙がでてしまう
とっても若い頃
こんな歌が流行った
どうして人は恋しているんでしょ・・
寂しいからだよ
寂しく無かったら、人は恋なんかしない
厄介なのは
寂しさって、年齢に関係がないことなんだよ
漂泊の歌人
若山牧水はこう歌った
幾山河 越えさり行かば 寂しさの はてなむ国ぞ 今日も旅ゆく
どうすりゃいいのさ
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