父の命日



今日は父の46回目の命日です。


突然の呼び出しに、赤ん坊だった娘を抱えて病院までタクシーで駆け付けました。


そうして、次の朝


父は、母と子どもたち、孫たちに見守られて旅立ちました。


58歳でした



私の父は子供から見たら


ひとこと


酔っ払い!



子どもの頃 父はいつも酔っていたような気がします。


大人の事情は子供にはわからない


酔っては暴れて


子どもたちはみんな怯えてた。


それなのに
母はいつも 子供が好きだからというのです。




正気な時は確かにやさしくて面白い父でした。


そんな父が大好きだったけれど、


酔った父は


まるで赤鬼,或いは阿修羅


酒乱という言葉がぴったりでした。


でもね、それでも


思い出せば涙が溢れます


なんであんなに飲まずにはいられなかったのか


あんなに大きな体で


あんなにハンサムで


あんなに歌が上手いのに



父のことはわからない


今でも分かりません。



あんなに飲まなければ、もっと長生きして
きっと面白い話をたくさん聞かせてくれたのに
孫たちにもきっと良いおじいちゃんだったと思うのに・・


理屈を言えばきりがない



父は弱虫だったんだ
そう思います。